【ケアンズ ホームステイのサポート】



【ホームステイの心得】

あなただけのファミリー

ホリデーに行く前に皆さんは旅行用パンフレットやインターネット等で滞在先候補のホテルや観光リゾートなどを検索し、
情報を見て、自分が気に入ったものを選んで、滞在先を決めることは大変普通のことです。
ところが、ホームステイ宅は、留学生が自分に合う、合わないで決められるものではありません。
ここの部分を勘違いして留学に挑むと大変な失敗が待っている結果になります。

商業目的の滞在施設ではなく、多くがボランティアの一環として他国からの留学生へのサポートを善意で行ってくれる家庭です。 留学生が支払う1週間分の食事付きの滞在費は、その同エリアの普通のホテルの食費も含まれない一泊分前後のものでしかなく、ファミリーにとって留学生の食事や寝具の準備をしているうちに無くなってしまうような小額です。

もちろんハウスローンなどを抱えている家庭が少しでもその足しにとファミリーリストに入っていることはあります。 しかし、他国からの他人を自分の家に寝泊りさせてあげるということ自体、善意と大きな心を持っているタイプの家庭でない限り大変難しい決断です。 ホームステイ先の募集に応えてくださり、その説明会に参加していただくうちに全てのファミリーがとても優しいタイプの皆さんだということが良く分かります。 100件の家庭にホストファミリーになってくださいという旨の連絡をして、2〜3件しか前向きなお返事はないわけですから、彼らは珍しいタイプといえるでしょう。

そうやって海外からの留学生へのボランティア的なサポートを志願し、
名乗りを上げてくださったファミリーに対して留学生はどう接するべきでしょう。

「自分にあてがわれたファミリーに感謝する」


この一言につきます。
子供がいないといやだ、シングルマザーはいやだ、子供がいるからいやだ、
ペットが欲しい、ペットはいらない、ご老体の夫婦がいい、いや、良くない。
尽きることのない要望と不満が年々聞こえてくるようになり、同時にファミリーに志願してくれる家庭が減り、既存のファミリーがリストから消えていきます。 先にお伝えしたようにホストファミリーになってくれるという事は、善意あるボランティア精神があって初めてなしえるものです。 対してお世話になろうという留学生側が感謝するどころか、自我を捨て切れていない。

「彼のホームステイ先にはプールがあるのに私の滞在先にはないんです。何とかしてください。」

本当に何とかしてください。 日本の留学生に最も多い傾向だと思います。 恵まれ過ぎた上に、そのことに感謝することなく育ってしまった結果でしょうか。 ハングリー精神の大きな国からの留学生たちがファミリーへ「サンキュー」を繰り返し伝える中、日本からの留学生からは「ご飯がまずい」とか、「子供がうるさい」という苦情が集まってくるのです。

シングルマザーは、一人暮らしの中、話し相手が現れてくれることを喜びます。 家族の誰かが留学生の相手をしているだろうとの油断も生じやすい大きな家庭に入った留学生よりも、シングルマザーの家庭の留学生のほうが遥かに多い量の英会話に触れています。 老夫婦も同様に自分たちの話を聞いて欲しいと思っています。 家庭内に子供たちがいればオーストラリアの子供たちを楽しむべきです。 子供がいないならば静かな環境で勉強するべきでしょう。

ご飯が口合わなければ、その新しい味を経験できたことを喜び、母国のお母さんはすごいなぁと思えばいいでしょう。 本当にまずいようならば台所でホストマザーを手伝いながら料理を教えてあげればいいでしょう。 そのまずさを伝えた事で、テレビのチャンネル争いをしてしまった事で、子供に「勉強するから静かにして」と怒ってしまったことで、ファミリーと意見の対立があってちょっとケンカしてしまってもいいのです。

相手に自分の意思を伝えるという語学で最も大切なことを実践するわけだし、ケンカしたら次は仲直りをするという経験が待っているかもしれないからです。

屋根があって、雨にぬれることなく、食事がでるから飢えることなく、知らない外国の土地で語学学校に通えるのは、ホストファミリー宅にお世話になっているからです。 あなたのファミリーが何色であろうとも、どんな人種であろうとも、どんな家族構成だろうとも、どんなルールを持っていようと、だからよかった、と言うべきなのです。

あなたのホームステイ先のホストファミリーは、他のどの留学生のファミリーよりも特別なファミリーです。 なぜならばそのファミリーはあなただけのファミリーだからです。 そのファミリーとどう時間をすごし、どう接し、関係を作り上げていけるかは、全てあなた次第だから、とても特別なファミリーです。 大切にしましょう。感謝しましょう。 そして相手を尊敬しましょう。 かならず相手からもその気持ちは返ってきますから。